海老名のF様
DCD1650AE:第二世代電源搭載

F様は当店でクロック交換を実施させていただき、その後御自身で第二世代電源を実装なさいました。

DCD1650AEのアナログ整流回路の第二世代化に挑戦しました。
A_Power
先ず、電源基板を取り外そうとするもうまく外れません。 じっくり眺めました。取り外しかけていたのをいったん戻し、CDトレーを引き出したまま電源オフすればと考え実行。
これでコネクターなどの取り外しもうまくいき、無事基板取り出しに成功。

しかし、老眼ですね。回路を読み取るのに苦戦。整流回路部分をたどるのに時間がかかりました。 使われていたDIODEは、完全にパラブリッジ。オン抵抗を半減化させているのでしょうか。また、予め測定した二次電圧は 18Vだったのに、デノンの平滑コンデンサー耐圧は基板を外してみると、でっかい50V。岡本さんにオーダーしたコンデンサーは35V。

しかしまあ、やってみようということに。

本当に久しぶりの半田ごて。
ラジオペンチでつまみながらの取り外しは放熱が良すぎて半田が溶けず。
ピンセットに換えて成功。
ジャンパーも含めて部品外しは成功。半田吸収テープで半田残渣処理。

AnalogPower
第二世代電源モジュールを仮位置に置き、第二世代コンデンサーをパラにして親電解コン に乗せて固定。あとは、リズムにのって一気に配線。


アナログ系への給電用ジャンパーはつながないで、電圧チェックでOKを確認。
電源SWオンさせ、CDトレーが動作。無事音が出ました。総時間は約3時間。
疲れました。
右が完成時の写真です。今はまだCPMは取り付けていません。

クロックがしっかりして音が締まった上に、今回の改造で分厚い音に変身しました。
高域の伸びも良く、といってハイハットなどの余韻は正確で歯切れが良いのです。

ショパンのピアノでタッチと残響を確認。
ピアノ協奏曲第一番ホ短調作品11、クラウディオ・アラウのピアノです。
アナログの同じバージョンのレコードと聞き比べ、やっとこのCDPがアナログの域にきたと感じました。 ホールの余韻が秀逸です。


数日後にいただいたご感想

昨夜の視聴。
第二世代電源ですが、この部品群も通電のたびにエージングが進んでいる様です。
クラシックでもジャズでもかなりのソースで空間が鳴っています。つまり、
ステージが見えて、その中で色んな楽器が奏でているという感じです。

これは、2chで望んでいる最高のものではないかと思います。

これまではいい音なんですが、「前で」演奏しているだけなのです。これがペタッとした感じになっていたのかもしれませんね。

CPMfinished

さらに数日後、CPMを取り付けられてからいただいたご感想


主コンデンサと補助コンデンサにCPMを実装しました。
今回は、回路が頭に入っていますので意外なほど早く完了。写真も撮りましたのでお送りします。
総時間は基板取り出しが不要で、40分程度で終わりました。
音は、深みが増しました。低域から高域までかなりの倍音が感じられます。ギターのCDを聴くと、弦の弾き、ピック操作、ボディーの響きが第二世代化だけよりかなり増加した感じです。

最高の音だと思います。



F様
久しぶりの半田ごてをお楽しみなされたご様子、楽しく拝読させていただきました。
「空間が鳴っている」という表現、その通りだと思います。
スピーカとスピーカの間という平面ではなく、スピーカのない音楽の空間が再現される、そんな 感じで、まさに音に包まれる感覚は、
一度聴いたらやめられなくなります。
クロック交換と第二世代電源の搭載は当店お勧めの最高の組み合わせです。

どうぞ最高のCDPを末永くお楽しみください。
ありがとうございます。
(Pract記)




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